高野和明/幽霊人命救助隊

幽霊人命救助隊 幽霊人命救助隊
高野 和明 (2004/04/07)
文藝春秋
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<あらすじ>
受験に失敗して首吊り自殺した裕一。
世の中に嫌気が差して、なんとなく飛び降り自殺してしまった女性。
仕事に失敗し、服毒自殺した男性。
うつ状態になり、拳銃自殺した老人。
世代も自殺原因も違う、4人の自殺者に課された天国行きの条件は
49日で100人の自殺志願者を救うことだった…


以下、ねたばれと感想です。




『13階段』『グレイヴディッガー』ですっかりファンになった、
高野和明の本です。
タイトルもいまひとつだし(タイトルだけで読むのを迷った)
あらすじだけ読むと「何だこれ?」というストーリーですが
内容にはいい意味でとても裏切られました。
人のつながりを描いた話だと思います。

うつ病のことは、
詳しい人や実際に体験した人にとってはどうかは分かりませんが
私はあまり詳しくないので、
細かく描写されているのがすごく印象的でした。
(でも後半は何でもかんでもうつだったなあ…)

私はこの作者の本は3冊目ですが、今まで読んだ2冊に比べて
コメディ要素もあれば感動もあり、少し重い話もありますが、
文章も読みやすいので初めての人も一番入りやすいかも。
この作者は本によってその都度ジャンルが違うけど、
どれもしっかり下調べをしてあって
中途半端な知識だけで書いていないのが好印象です。


表紙の右端の人、主人公の裕一ですよね。
かっこいいイラストですが、ちょっと裕一のイメージが違う…


最終的に、無事100人の自殺志願者を救ったことで
天国行きを許される4人。
しかし、4人の間には救助活動中に友情が芽生えています。
まだまだより多くの人の救助が必要だと実感した4人は
天国へ行く代わりに救助を続けたいと懇願するのですが…
ラストは少し意外な終わり方でした。

個人的にはエピローグはいらなかったかな。
少し寂しいものの、読後感もいいので何度も読み返したい本です。
[ 2007/11/01 00:46 ] 小説 | TB(0) | CM(0)
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